既定の動作
Python
print("Hello")
print("World")
# Hello
# World末尾に\nをつけて改行するのはご存じの通り。
改行したくない場合
Python
print("Hello_", end="")
print("World")
# Hello_World任意の区切り文字を使う
Python
print("Hello", end=" ") # スペース
print("World")
# Hello World
print("Hello", end="-")
print("World")
# Hello-World
print("Loading", end="...")
print("Done")
# Loading...Done文字列内の任意の場所で強制改行したいとき
Python
print("Hello\nWorld")
# Hello
# World複数の値をセミコロン区切りで出力
Python
print("A", "B", "C", sep=";")
# A;B;C
for i in range(5):
print(i, end=" ")
# 0 1 2 3 4出力先を指定する
出力先は、デフォルトでは標準出力になっていますが、これを特定のファイルや標準エラー出力にすることができます。
Python
# 標準出力への出力（デフォルト動作）
print("This goes to standard output.")
# ファイルへの出力
with open("output.txt", "w") as f:
print("This goes into a file.", file=f)
# 標準エラー出力へ
print("This is an error message.", file=sys.stderr)バッファのフラッシュ
flushはブール値（True/False）で、出力ストリームを強制的にフラッシュするかどうかを制御します。デフォルトはFalseです。
通常、print()関数は出力内容を内部のバッファに一時的に保持し、バッファがいっぱいになったときや改行文字が出力されたときなどにまとめて出力します。これはパフォーマンスへの配慮です。
しかし、進行状況の逐次表示、ログの即時書き込みなどリアルタイムでの出力が欲しい場合には、flush=Trueを設定することで、バッファリングをスキップして即座に出力させることができます。
Python
import time
print("Waiting...", end="", flush=False)
time.sleep(3)
print("Done!")このコードを実行すると、flush=True では即座に “Waiting…” を表示しますが、flush=Falseの場合には、3秒後にWaiting…とDone!をまとめて表示します。
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